0〜2歳児の保育料を無償化できないか?

最終更新:2026.09.23

3歳〜5歳児については全員の保育料が無償化された一方、0〜2歳児についてはまだ支援が進んでいません。完全無償化や第2子以降無償化に必要な予算と、岡山市の今後の考えについて確認しました。

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ニュースのポイント

平均保育料は月2万721円

岡山市の0〜2歳児の平均保育料は月2万721円。最も対象児童が多い所得階層の標準的な保育料は月2万8,000円です。月4万円以上を負担する児童も1,172人います。

完全無償化には年間約21億円

市の試算では、兄弟の年齢要件を見直す場合は約1,500人を対象に年間約2億5,000万円、第2子以降を無償化する場合は約4,500人で約8億5,000万円、0〜2歳児全体の完全無償化では約7,800人で約21億円が必要です。

市は独自無償化より全国統一制度を要望

岡山市は、他都市の無償化について経済的負担の軽減につながっていると評価しています。一方、無償化の範囲や兄弟の年齢要件は全国統一の制度が望ましいとして、国に制度の再構築や支援拡充を要望しています。

ここが論点!

期待されること

  • 5年に一度行う「子ども・子育て支援に関するアンケート」などを通じて、子育て世帯のニーズを把握し、今後の支援策を検討する。

  • 指定都市市長会などを通じ、国に保育料制度の再構築や支援拡充を引き続き求めていく。

今後の注目点

  • 年間約2億5,000万円で可能と試算された、兄弟の年齢要件見直しが具体的な検討につながるか。

  • 国の制度改正を待つだけでなく、岡山市独自の負担軽減策を実施するのか。

質問と市の回答

岡山市では0〜2歳児の保育料をどのくらい負担していますか?

平均月額は2万721円です。月3万円以上4万円未満が839人、4万円以上5万円未満が1,045人、5万円以上が127人となっています。現在の多子世帯などへの軽減対象は4,148人で、年間約8億3,000万円を軽減しています。

無償化すると、どれくらいの予算が必要ですか?

兄弟の年齢要件見直しは年間約2億5,000万円、第2子以降の無償化は約8億5,000万円、0〜2歳児の完全無償化は約21億円と試算しています。

岡山市独自で段階的に負担を減らす考えはありますか?

市は他都市の取組を一定評価していますが、保育料無償化の範囲や兄弟の年齢要件については、全国統一の制度が望ましいとの考えです。保育料だけに特化した調査も予定していませんが、定期的な子育てアンケートなどでニーズを把握するとしています。

前島けいたの考え

0~2歳児の保育料については、国の制度による支援を待つだけではなく、岡山市としても一歩踏み込んだ支援が必要だと考えています。

同じ政令市の大阪市では2026年9月から、0〜2歳児の第1子を含め、認可保育施設を利用するすべての子どもの保育料を無償化しました。 岡山市でも、まずは約2億5,000万円で可能とされる兄弟の年齢要件の見直しなど、できるところから負担軽減を進めるべきです。

「子育てしやすい岡山市」を掲げるのであれば、国に要望するだけではなく、岡山市自らが先頭に立って子育て世帯の負担を減らす姿勢を示してほしい。子育て世帯が「岡山で子育てして良かった」と思える街をつくるため、さらなる支援を求めていきます。

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