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議会質問
2023年9月 議会質問
皆様こんにちは。テレビやインターネット中継を御覧の皆様こんにちは。また,傍聴にお越しくださった皆様ありがとうございます。会派みらいえの前島慶太です。
早速,通告に従いまして質問に入らせていただきます。
全国で性感染症が拡大しています。特に梅毒感染者は急拡大しており,2012年には男性感染者692名,女性感染者183名だったものが,10年後の2022年には男性感染者7,085名,女性感染者3,658名となっています。この10年で,全国の男性感染者数は約10倍,女性感染者数は約20倍になったということです。本市岡山市でも同様の傾向があり,2016年には男性16名,女性9名,合計25名だった梅毒感染者が,2022年には男性72名,女性32名,合計104名と大幅に増えております。男性感染者の約50%が風俗店利用者,女性感染者の約50%が風俗従事者であり,風俗店を中心に梅毒が広まっていることがうかがえます。また,昨年,明治安田生命が行ったいい夫婦の日に関するアンケートで,結婚のきっかけランキング1位がマッチングアプリになったことからもうかがえるとおり,マッチングアプリ利用者が増えています。マッチングアプリで出会った多数の相手と性交渉を行うことが性感染症拡大の大きな理由でもあると言われています。妊婦が梅毒に感染すると,場合によっては菌が胎盤を通じて胎児に感染し,流産や先天梅毒を引き起こす可能性があります。また,最悪の場合,胎児が亡くなってしまうこともあるそうです。性感染症対策に力を入れるということは,単に市民の健康を守るだけでなく,市民が安心して性交渉に挑める環境づくり,ひいては少子化対策ともつながってくると思います。
1)岡山市は匿名,無料でエイズ・性感染症検査を行っています。これらの検査は年に何回でも利用できるものなのでしょうか。
回数制限は特段設けておりませんので,感染の可能性があれば検査を受けていただくことができます。本市では,複数回受けなくてもよいよう適切な感染予防策を身につけていただくことが重要であると考えており,検査の際には保健師による相談や感染予防の指導に重点を置いております。
2)無料検査を手厚くする,つまりカンジダでしたり,尖圭コンジローマの検査も無料でできるようにすることは難しいのでしょうか。
御質問の2つの疾病につきましては特徴的な症状があるため,保健所による検査ではなく,速やかに医療機関を受診し治療していただくべきものと考えております。
3)性感染症の検査のハードルが高いと思います。検査のハードルを下げる工夫で行っていることがあればお示しください。
保健所では,匿名での検査に加え,完全予約制とすることで,他の受検者と会わずに検査を受けられる体制としております。また,日中の来所が難しい方に対しては,偶数月に夜間検査を実施するなど,受検しやすい体制となるよう工夫しているところです。
4)性感染症の拡大を防ぐには,学校での性教育の充実が欠かせないと考えます。市内全ての中学校で医者を呼んでの性教育の講習を行いませんか。
保健所では,エイズ・性感染症・性教育出前講座として,希望する市内の小・中・高等学校等に医師や助産師などを講師として派遣しており,令和4年度は合計73回実施いたしました。今後も引き続き継続してまいります。
5)性交渉の際のコンドーム着用の徹底を訴えるパンフレットを高校や大学に置きませんか。
市内の梅毒報告数の増加を踏まえ,本年4月には,市内の専修学校,短大,大学,合わせて37か所に対して性感染症に関するリーフレットなどを送付し,学生への周知啓発を図ったところです。引き続き正しい知識の周知啓発に努めてまいります。
要望なのですが,小・中学校の学習指導要領には,小学校5年生の理科で人の受精に至る過程は取り扱わないものとするであったり,中学校の保健体育科で妊娠の経過は取り扱わないものとするであったりと、一文で示される歯止め規定というのがあります。文科省は,性交渉について状況に応じて個別指導を行うことは可能とはしていますが,学校が個々で工夫して講師を呼ぶなどして性交渉,性感染症について生徒たちに教えているというのが現状だと思います。ぜひ市内の学校が性教育しやすい環境を整えていただけますと幸いです。
岡山市は,平成28年度から令和7年度の10年間を期間とする長期構想を練っており,それに基づいて中・長期的なまちづくりの指針となる岡山市第六次総合計画を練っています。これの後半5年間である令和3年度から令和7年度までを期間とする岡山市第六次総合計画後期中期計画を見てみますと,岡山市は,台湾,香港,中国,韓国といった東アジアや欧米諸国のほかにマレーシア,インドネシア,タイといった東南アジアも観光のターゲット国に指定しています。今回は,この東南アジアからの観光客を増やす取組について質問です。岡山市は,ムスリムに優しい店ですよというのが一目で分かるようにピーチマークというものをつくっています。このピーチマークはどういうものかと申し上げますと,英語表記のメニューやノンポークメニューの提供がある飲食店や,お祈りマット,お祈りの方角を知るためのコンパスであるキブラコンパスを利用できる宿泊施設などにこのピーチマークが貼られています。このような仕組みがあることで,岡山市は全国の他都市と比べてムスリムが訪れやすいまちになっていると思います。ぜひ,今以上にムスリムに優しい自治体を目指し,ムスリムの多い東南アジアからの観光客を増やしましょう。
1)岡山市ももたろう観光センターを訪ねてみると,タイ語の観光パンフレットはありましたが,インドネシア語の観光パンフレットは置いてありませんでした。観光センターにインドネシア語の観光パンフレットも置きませんか。
インドネシアに向けては,岡山市,真庭市及び吉備中央町の2市1町で構成する岡山型ヘルスツーリズム連携協議会において,インドネシア語の観光パンフレットを作成しております。岡山市ももたろう観光センターを訪れたインドネシアからの観光客に対しては,紙媒体にとらわれず,タブレットなどを利用しての案内も行っているところです。今後も様々な手法での御案内を検討してまいります。
2)ウェブページにて,ピーチマーク認定済の店一覧を英語やインドネシア語,マレー語などで発信しませんか。
ムスリムの方への情報発信については,岡山市及びおかやま観光コンベンション協会の両ウェブサイトからリンクしている岡山型ヘルスツーリズム連携協議会のサイトにおいて,英語,インドネシア語で店の一覧ページも含め,カテゴリーごとに発信しております。
3)東南アジアの若者もぜひ岡山に来てもらい,あわよくば長期間滞在してもらいたいものです。ムスリムの方に優しく,安く,長く泊まれるホテル,ゲストハウス等を外国語で案内しませんか。
ムスリムの方に対応可能な宿泊施設についても,岡山型ヘルスツーリズム連携協議会のウェブサイトで発信しております。また,ムスリムの方に限らず,おかやま観光コンベンション協会のウェブサイトや岡山市ももたろう観光センターの窓口でも外国語によるホテル,旅館等の案内は行っており,今後もニーズに応じた案内に努めてまいります。
ピーチマークの申請をインターネット上でホームページからできるようになれば,より一層ピーチマークの輪が広がると思います。ぜひ,ピーチマークの申請をホームページからできるようにすることを考えていただけませんでしょうか。
ピーチマークの認定件数でございますが,この事業を開始した平成28年度は13件でした。それが昨年度末には,今現在62件まで増えてきております。また,旅行者のニーズにも合わせていくということが必要であるということで,和食の料理店など,そういったニーズに合わせて対象となるお店においても声がけなどを行って,認定店の充実も図ってきているところではございますが,議員おっしゃられましたように,ピーチマークの認定に向けた申請方法についてはインターネットの活用なども含めて検討してまいりたいと思います。
昨年3月にハレまち通りの1車線化が完了しました。徒歩や自転車で移動することが多い私としては,このハレまち通りの1車線化は大変うれしい変化でした。広がった歩道で楽しそうにおしゃべりしながら歩く学生さんたちを見るたびに,ほっこりした気分になります。さて,今年度予算に1車線化事業の評価,検証費用が入っているとお伺いしました。
1)ハレまち通りの1車線化事業の検証はいつされる予定でしょうか。
2)主な検証内容をお示しください。
3)検証結果はいつ頃市民の皆様に公表されますでしょうか。
このハレまち通りもまだ1車線化になったばかりでありまして,まちが変わっていくには一定の時間がやはりどうしてもかかります。これから,中期的また長期的に物を見ていかなければならないと思っております。ただ,まずは短期的な視点からの効果の検証はやっていく必要があるだろうということで今年度行いますが,具体的には,自動車交通量,歩行者・自転車通行量を調査し,整備の前後で比較分析する,また沿道の空き地や空きテナントへの新規出店数の調査,またハレまち通りがリニューアルしたことによってどのように思うかなどの通行人へのアンケート調査を行います。検証結果は年度内に取りまとめ,公表することとしております。ハード,ソフトあわせてまちを活性化させていく必要があるだろうと思っております。
4)ハレまち通りにベンチが設置されていると思いますが,ベンチ脇にごみが捨てられていて汚いとの市民のお声があります。ハレまち通りで,ごみを少なくする工夫は何かされていますか。
通りのベンチ脇に放置されるなどのごみの対策については,公共の場所へごみを捨てないよう利用者のマナー向上を図ることや沿道事業者の方とも協力しながら,引き続き通りの美化に努めてまいりたいと思います。
今議会で出ている路面電車の延伸と同様に,このハレまち通りの1車線化事業も結構賛成,反対が拮抗する,市民を二分する事業だったと思います。こういう市民を二分する事業は,終わった後に検証を行って,効果がちゃんとありましたよというのを市民に伝えないと,市民の市政への不信感が募ってしまうと思います。1車線化事業反対の方から,ハレまち通りが1車線化されたことでほかの道路で渋滞が発生しているんじゃないのという意見をよく聞きます。担当課の方にお話を伺ってみると,ほかの道路への波及効果の検証は難しいとおっしゃっていました。渋滞だったり波及効果というのはいろいろな要素が組み合わさって起こるものなので,確かにそのとおりであると思うんですけれど,いまだに納得していない根強い反対派の方を納得させるためにも,今回じゃなくても,次の検証でもいいと思うんで,ぜひほかの道路への波及効果も含めて検証していただきたく存じます。
先日,四国4県は,四国新幹線を整備するとしたら岡山ルートでということでまとまりました。また,岡山市中心部ではマンションの建設ラッシュとなっています。コロナ禍を経て,リモートワークを導入する企業も増えました。以上の点から,今後,中四国支店を岡山に設けようとする大企業が増えるであったり,岡山市への移住を考える子育て世帯,子育て世代が増えるという可能性も十分にあると考えます。岡山へ移住を考える子育て世帯,子育て世代にとって,他都市と比べて子育て費用が安く済むということであれば岡山市で生活したいとより一層強く思うことでしょう。岡山市の小・中学生の親は,給食費として1年当たり,小学校平均約5万6,000円,中学校平均約6万4,000円を払っています。同じ政令指定都市でも,大阪市は給食費の無償化を実現しました。岡山市でもできないことはないと思います。岡山市では,来年度から学校給食費の公会計化が始まりますし,給食実施の申込みや納付決定通知書などはウェブでやり取りされるようになります。これにより保護者の利便性が向上するとともに,ペーパーレス化も進むということで,大変すばらしいと思います。ここでさらに一歩踏み込んで,ぜひ学校給食費の無償化を実現していただきたいと思います。
1)市内の小・中学校の給食費を無償化するには幾ら財源がかかりますか。
2)岡山市の給食費無償化に一番障壁となっていることは何でしょうか,お示しください。
学校給食費の無償化については,就学援助制度や生活保護制度での公的扶助分や教職員の負担分を除くと年約30億円の財源がかかり,毎年継続的に確保することが課題と考えています。
すぐに小・中学校の全学年無償化というのは確かに厳しいかもしれません。でも,何年かかけて段階的に親御さんの負担を下げていくというのはどうでしょうか。日本は今,加速度的に人口減少が続いていて,特に若い世代の人口の奪い合いというのが各都市で都市間競争が激化していくと思います。県内でも給食費の無償化の流れは起きているわけで,今後無償化するのが全国的な,県内でも盛んな流れになると思っています。ぜひ全国の,そして県内の他都市に先駆けて,岡山市も子育て支援頑張っているんじゃという意思を示していただきたいです。本当に僕はこの自分を育ててくれた岡山市が大好きで,この岡山市に戻ってきました。岡山市の人口が増えて,さらに活気が増えたらよりいいなと思っております。ぜひ子育てしやすい環境づくりに力を入れていますよというのを対外的に示すことが大切だと思います。
子育て支援としての岡山市の給食費無償化の優先度,これを改めて御答弁いただきますと幸いです。
給食費の無償化につきましては、これまで各会派においても多くの議論がなされてきました。給食費を無償化することができれば、多くの市民の皆様に喜んでいただけるものであり、その意義は大きいものと認識しております。しかしながらこれは、中期的な財政見通しの中で安定的な財源を確保し、適切に予算を運営していく見通しがあって初めて実施すべきものであると考えております。現在、国においても給食費の取扱いについて議論の対象とする旨が示されておりますので、本市といたしましても、国の動向を十分に注視してまいりたいと考えています。また、教育長が給食費助成に消極的であるということではなく、あくまで市全体の施策の中で、どのように優先順位を付けて取り組むかという観点からの答弁でございます。放課後児童クラブをはじめとした他の施策との比較・検討も必要であり、優先順位につきましては、来年度予算編成時における社会情勢や財政状況を踏まえ、慎重に議論してまいりたいと考えております。
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