市役所の業務改善は進められるのか?

最終更新:2026.09.23

市役所の業務をより安全で効率的にするため、メールでファイルを送る際に使われている「PPAP方式」と、職員自身が行っている執務スペースの清掃について質問しました。デジタル環境や新庁舎への移転を踏まえ、従来の方法を続けることが最適なのかを確認しました。

    行政改革

ニュースのポイント

岡山市では現在もPPAP方式を使用

外部へのファイル送付には、パスワード付きZIPファイルとパスワードを別々に送るPPAP方式を採用しています。市は現状でも一定のセキュリティーは確保できているとしています。

PPAPの課題は市も認識

岡山市は、PPAP方式に課題があること自体は認識しています。直ちに更新する計画はありませんが、より安全性と利便性の高い方法について研究を進めると答えました。

新庁舎でも執務室の掃除は職員が担当

市は、職員が行う掃き掃除やごみ出しは負担が重くないとして、新庁舎でも職員が清掃する方針です。現在の方式を始めた2007年度当時の経費削減効果は約2,400万円としています。

ここが論点!

期待されること

  • PPAPに代わる、より安全性・利便性の高いファイル送付方法の研究を進める。

  • 庁舎清掃についても、今後引き続き最適な方法を研究する。

今後の注目点

  • 国などでPPAP廃止が進む中、岡山市がいつ、どのような方式へ移行するのか。

  • 新庁舎移転後も、職員による清掃が業務効率の面で最適なのか検証されるか。

質問と市の回答

PPAP方式を今後も使い続けるのですか?

現時点では直ちに現在の仕組みを更新する計画はありません。市は一定のセキュリティーを確保できているとする一方、PPAP方式の課題も認識しており、より安全で便利な方法を研究しています。

クラウドなど別のファイル共有方法は検討していますか?

具体的な導入計画は示されませんでしたが、国でもPPAPの見直しが進んでいることを踏まえ、安全性と利便性の高い手法について研究を進めるとしています。

執務スペースの清掃を業者に任せませんか?

職員が担当しているのは掃き掃除やごみ出しで、特別な技能を必要とせず負担も重くないため、市は外部委託の必要性は低いと判断しています。新庁舎でも現在の方法を続ける予定です。

前島けいたの考え

PPAP方式のメール(パスワード付きZIPファイルと別送パスワード)は、メール受信時にマルウェアのチェックが困難な上、パスワード付きZIPファイルを悪用したサイバー攻撃の事例もあります。2020年末頃から中央省庁ではPPAP方式が廃止されはじめています。

この質問は、三菱UFJ銀行がPPAP方式を原則廃止するというニュースを目にし、「岡山市はこのままこの方式を使い続けて大丈夫なのか」と思い、質問にしました。

今後、安全性と利便性の高い手法について研究を進めるとの答弁だったため、早い時期にクラウドストレージやファイル転送サービスを活用した、安全性の高いファイル送信方式に変更されることを期待しています。

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